親しまれている塀

長年親しまれたコンクリートブロック塀

わが国の市街地では、どこに行っても目にすると言ってよいほど、コンクリートブロック塀が街中の至るところにあります。一方、わが国は、南海トラフに代表されるプレート型地震だけでなく、活断層による直下型地震に対する備えを必要とする地震大国にあります。そういった中で、最近では、価値観の変化に伴い、DIYを趣味とする人も増加してきています。しかし、このようなコンクリート工事を知識に乏しい人が行いますと、大地震ではなく、小さな揺れによっても容易に倒壊する可能性があります。このようなブロック塀のコンクリート工事は、建築基準法に準拠しなければならないいくつかの条項があります。そのため、素人による施工は、非常に危険とされていますので、施工だけでなく、その管理においても、有資格者を有する施工業者に依頼しなければなりません。そのことで、長年親しまれてきた街中のどこにでもあるブロック塀の今日があります。

安心したコンクリート工事の今後のあり方

一般的には、「ブロック塀」を呼ばれていますが、正式な名称は、「補強コンクリート造りのブロック塀」です。そのブロック塀築造によるコンクリート工事は、材料も規定されていますので、規格に適合した材料による施工は、教育を受けた施工業者によるものが必要となります。また、ブロック塀は、基礎の形状によっても、安定性に大きく左右されることになります。ブロック塀の基礎には、I型、逆T型、L型の3通りがありますが、I型は、安定性に欠けますので、耐震性において問題があります。日本建築学会では、I型基礎は、非推奨されていますので、通常のブロック塀のコンクリート工事で施工されることはありません。また、基礎地盤は、適切に転圧されて鉄筋を配筋した後、基礎コンクリートを打設することで、強固なブロック塀のコンクリート工事につながります。このように、法律に準拠して適切な施工を行うことで、多少の揺れに耐えうるブロック塀が築造され、人々の安心した暮らしにつなげることができます。